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佐世保へ

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子供の時から私の大好きな風景。

長崎の九十九島

こんな真っ青な空を見たのも、久しぶりです。

長崎は「夏休み」に行くところ。
私は九十九島は夏の景色しか知りません。

子供の頃、従姉弟の家からはこの九十九島が見え、
船の行きかう様子もはっきり見えていました。

そして今回も図らずも、真夏。

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今月の初め、従姉から私に突然電話がありました。

従姉弟という存在は、親を通して連絡し合うものだったので、
すぐによからぬことだと直感しました。

叔母が危ない。
でも本人は病気の姉(私の母)には伝てえ欲しくないと。
どうしたらいいものか・・・。

従姉と直接話をするのも25年ぶり。
子供同士でこんな会話をしなくてはいない歳になってしまっていたのです。

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それから10日と経たず悲報が入りました。

実の妹のこととはいえ、とても長旅は無理な母。

「私が行こうか?」

父方のことにはきっちりしているのに、
母方のことには「無理しなくていい」というのがいつもの母です。

でも今回だけは・・・「じゃ、お願い」。

私もすぐには動けなかったので、
ふた七日にあたる日に佐世保に向かいました。

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従姉弟の家に行くのは実に34年ぶり。

従弟の運転で佐世保駅の改札に迎えに来てくれた従姉は、
にこにこしながら黒地のトンボ柄のハンカチを見せてくれました。

あるある、ウチにもまだある!

子供の頃、お揃いで買ってプレゼントしたものでした。

お互いどこからどう見てもどっぷり中年ですが、
再会したすぐから、子供の時の勢いそのままに、話が止まりません。

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叔母がかわいがっていたという、庭に来る猫たちの一匹。

実は、この塀の向こうに九十九島が見えていたのです。
34年も経つと「ブッシュ」と化し、
九十九分の1さえ見ることができませんでした。

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私が子供の頃の「九十九島せんぺい」は、
4枚か5枚ずつ和紙に包まれていて、
すぐ湿ってしまいました。

でも、その湿ってちょっとニチャっとしたのをしがむのが
子供の頃は意外と好きでした。

叔母も同じことを言って、一緒に笑っていたのを思い出します。
by odaidoco-labo | 2013-07-25 11:25 | 徒然 | Comments(0)
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多趣味で何一つものにならない管理人ちゃとびが大阪北摂から、暮らしの手作りと日常を綴ります。


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